こんにちは。
当サイト「たかっぽブログ」を開いていただいてありがとうございます。
金柑はご存じのようにおせち料理には必ず入っている食材です。
なぜ、おせち料理に金柑が入っているのかと言うと、美しく金色に輝く「金柑」が、まるで「金冠」を思わせるような食材だからです。
また、「きんかん」という呼び名に「ん」が入っているので、「運(ん)」を上げてくれる食べもの、という意味もあります。
つまり金柑は、「富や幸運」を呼び込む縁起物なんですね。
そもそも正月のおせち料理とは、その年に収穫した食材を神さまにお供えし、そのお下がりをいただいたことが始まりとされています。
このようなことから、きんかんに限らず、ほかの食材にも縁起のいい言葉や願いが、食材一つひとつに込められているのです。
さて今回は白ワインを使って金柑の甘露煮をつくります。
白ワインを使うのでちょっぴり洋風的ですかね…。
さわやかなワインの香りと、コクのある甘露煮は、お客さまにも喜ばれる上品な味です。
作り方を画像で分かりやすく解説していますのでぜひ作ってみてください。
※:ちなみに通販で白ワインを購入される方はこちらをご覧ください>>>
【一味違う!】白ワインで作る金柑の甘露煮
<ちょっぴり洋風的な味を楽しんでみませんか?>
🔷:ワイン味の甘露煮:調理工程を画像で解説
<作りやすい分量>
金柑・・・500g
<合わせ調味料>
- 水・・・・・・300㏄
- 白ワイン・・・300㏄
- きび糖・・・・200g
- しょう油・・・大さじ1
□:調理工程は次のとおり
①:金柑のヘタを取り包丁で縦に5~6カ所切り込みを入れる
金柑のヘタを取り中の種を取りやすくするために包丁で縦に5~6カ所切り込みを入れます。
金柑のヘタは竹串などで簡単に取れますが、取れにくいときは包丁の歯元を使ってもいいですよ。
②:鍋にたっぷりの水と金柑を入れ中火で熱し沸騰したら弱火にして3~4分ほど茹でる。
鍋にたっぷりの水と金柑を入れ強火で熱し、沸騰したら弱火にして3~4分ほど茹でます。
水はたっぷり入れて茹でてください。
③:金柑を茹でたらザルに上げ、水につけて冷ます。
金柑が茹で上がったらザルにあげ湯切りします。鍋に金柑を入れ水を注ぎそのまま冷ましてください。茹でることで種も取りやすくなります。
④:③が出来たら金柑の種を竹串などで取り出し、5~6時間水にさらし苦みと渋みを抜く。
金柑の種は包丁で切り込みを入れたところから爪楊枝、又は竹串などで取り除きます。種を取らないと噛んだ時に苦いです。少し面倒ですがこの作業は是非やっておいてくださいね。
種をとったら5~6時間水にさらし渋みと苦みを抜きます。
⑤:鍋に分量の調味料を入れ中火で熱し、煮立ったら金柑を加え落し蓋をして弱火で30分ほど煮込む。
④が出来たら鍋に合わせ調味料を入れよくかき混ぜます。中火で熱し沸騰したら金柑を加え落し蓋をして弱火で30分~40分コトコト煮込みます。時間が来たら火を止めそのまま冷ましましょう。
落し蓋は木の蓋でもかまいませんが僕はアルミホイルを使用しています。この方が煮汁がよく回るからです。
※:時間はあくまで目安です。柔らかく食べやすい状態になればOKです。
⑥:金柑が冷めたらタッパに入れ冷蔵庫で一晩寝かせる。
金柑が充分冷めたらタッパに入れ冷蔵庫で一晩じっくり寝かせましょう。
一晩寝かせると味が落ち着き美味しさが増します。後は器に盛りつけて甘露煮の完成です。
【一味違う!】白ワインで作る金柑の甘露煮:完成品
▼完成品はこちら▼
白ワインで作る金柑の甘露煮の完成です。甘露煮はそのまま食べてもおいしいですが下記の画像のようにヨーグルトやパンなどにも相性はバッチリ!
※:もし赤ワインで甘露煮を作る場合はこちらの記事で解説しています>>>
左は金柑とシロップをたらしたヨーグルト。右は軽くつぶしてジャム状にした金柑。
こんがり焼けたパンにつけて食べると最高においしいですよ。
<補足>
◇:もう一つおしゃれな味を楽む方法を紹介。
完成した甘露煮の煮汁「200㏄」に「シナモン(粉末)小さじ1/4」を入れ泡立て器でよく溶かします。
その中に甘露煮の金柑7~8個を入れ中火で熱し煮立ったら弱火にして1~2分温め、そのまま冷まします。金柑の表面が出るようならキッチンペーパーをかぶせるといいでしょう。
シナモンを加えると上品で何とも言えない「おしゃれ」な味が楽しめます。
冷蔵庫で充分冷やしてから食べてくださいね。
ワインを使わない場合もやり方は同じです。ぜひ試してみてください。
🔶:宮崎県の完熟きんかん「たまたまエクセレント」はスーパーエリート金柑
金柑はミカン科の中で唯一皮まで美味しく食べられる柑橘(かんきつ)です。
金柑は中国の長江中流域付近が原産とされ日本には江戸時代に伝来したといわれています。
その頃の金柑はまだ食べ物というより民間薬として利用されていたとのこと。
現在日本では温暖な気候の「みやざき・かごしま・くまもと」県などで生産され県外へ多く出荷されています。
中でも宮崎県(僕の居座っているところ)は、金柑の生産量が全国の約70%を占め、ダントツ日本一。
さらにさらに「宮崎県」にはエリートの完熟きんかん「たまたま」と金柑の最高峰と言われる「たまたまエクセレント」があります。詳しくはこちらで解説>>>
実の大きさは2Lサイズで直径33mm以上と大粒。「たまたまエクセレント」の糖度はなんとなんと20度近くもあると言うから驚きです。
そのうまさは普通の金柑とは全く別もの!
ひと口食べてごらんなさい!
まちがいなく「100歳」若返るから!
金柑は「甘露煮」や「はちみつ漬け」「ジャム」などにしてもおいしいですが、完熟きんかん「たまたまエクセレント」は生で食べることを目的として生産されているだけに、そのまま丸かじりしてもズバ抜けて美味しいです。
最後までありがとうございました。
今回は白ワインを使って金柑の甘露煮を作ります。