こんにちは!
当サイト「たかっぽブログ」を開いていただいてありがとうございます。
大根は、捨てるところがほとんどなく、くせもないので使いやすい野菜です。
生でよし・煮てよし・炒め物・酢のもの・漬物でもうまい!
とくに冬は、ブリ大根やおでんなどの煮ものが人気ですね。
さて、今回は同じ煮ものでもふろき大根です。
圧力鍋を使うので、分厚い大根でも「あっ!」という間にやわらかくなります。
鍋に入れるものは、大根の輪切り・分量の水・酒・塩・顆粒だし・米少々。
材料はたったこれだけです。
仕上がりに甘いみそだれをかけ、きざみゆずをのせて完成です。
シンプルな料理ですが、寒い日はこれが一番おいしい!
作り方はめっちゃかんたんです。
画像でわかりやすく解説しています。
アツアツのふろふき大根を、ぜひ召しあがってください。
目次
圧力鍋で作るふろふき大根
<画像は今回使用する大根です>

🔶:ふろふき大根・材料と作り方
<材料・4人分>
<鍋に入れる材料>
- 大根・・・・・・4個(輪切り)
- 水・・・・・・・700ml
- 酒・・・・・・・大さじ2
- 塩・・・・・・・小さじ1
- 米・・・・・・・大さじ1(茶パックに入れる)
- 顆粒だし・・・・各小さじ2
(かつお・こんぶ)
<仕上がりに使う材料>
- 甘みそダレ・・・大さじ3
- きざみゆず・・・適量
<作り方> スプリング式圧力鍋を使用
①:大根は3.5㎝幅の輪切りにし、皮をやや厚めにむく

皮の近くは繊維(せんい)が多く、加熱してもその部分のすじは残ってしまいます。なので皮はやや厚めにむきましょう。
②:面取りをする

面取りは、写真のように包丁と指の間に面の角を押し付け、大根のほうを回すと、ぐらつかずきれいに取れます。
※:面取りは煮くずれを防ぐためです。
③:面の片方に1㎝くらい深さの切り込みを十文字に入れる

十文字に切り込みを入れるのは、大根の中心部まで味をしみこませるためです。また火の通りもよくなります。
④:鍋に分量の水・大根・酒・塩・顆粒だし・茶パックの米を入れフタをする

分量の水で表面が出るようでしたら、大根がかぶるくらいの水を足してください。
生米を入れて茹でるのは、コメに含まれるでんぷん質で、大根の苦みやアクがとり除かれ、さらに甘さも増すからです。
今回は茶パック入れました。こうしておくと、鍋の中でバラバラにならず、あとから取りだして食べることができます。(やり方は⑦に書いています)
⑤:高圧にセットして強火で熱し、ピンが上がったら弱火で20分加圧

鍋の圧力は高圧にセットします。強火で熱し、ピンが上がったら弱火にして20分加圧。時間が来たら火を止め、圧が抜けるのを待ちます。
⑥:ピンが下がって圧が抜けたら大根を器に盛り、甘みそダレをかけ、きざみ柚子をのせる

ピンが下がって圧が抜けたらフタをあけ、大根をとり出して器に盛りましょう。
甘みそをかけ、上にきざみ柚子をのせて完成です。
※:甘みそダレは「お湯」または「水」でやわらかくしてから使用して下さい。
⑦:茶パックの米は袋をハサミで切り、はしで押し出して小皿に入れる

茶パックの米は、袋の片方を調理ばさみで切ります。まだ熱いので、やけどをしないように気を付けてくださいね。

切った袋を逆さにして、写真のようにハシで押し出すときれいにとれます。
【圧力鍋DE簡単!】ふろふき大根:完成
▼完成品はこちら▼

アツアツのふろふき大根が仕上がりました。甘いみそダレと大根の柔らかさがマッチして、たまらないおいしさです。ゆずの香りも最高!

茶パックの米は、ちょうどいいおかゆになっています。
うすめの塩味とまろやかなだしで、なんともいえないおいしさです。
ぜひ食べてみてください。
🔳:ふろふきは大根だけではない?
ふろふきは大根だけではありません。
季節でとれる野菜を大きく切って茹でたり、蒸したものに「みそダレ」をかけて食べる料理も、ふろふきです。
「カブ」「トウガン」「ジャガイモ」「柿」などがあります
この場合の呼び名は、「カブのふろふき」「トウガンのふろふき」「ジャガイモのふろふき」「柿のふろふき」と呼び、いずれも熱いうちに「みそダレ」をかけていただく料理です。
「柿のふろふき」は皮をむき、4等分にしたあと蒸し器でやわらかく蒸す。
仕上がった柿に柚子みそなどをかけていただきます。
🔶:【呼び名の由来】ふろふき大根を、なぜ「風呂吹き大根」と書く?
「ふろふき大根」を漢字で書くと「風呂吹き大根」とかきます。
なぜ、お風呂の風呂に吹きという字を書くのでしょう。
調べてみると、いくつかの説が書かれていました。
ひとつは、むかし(江戸時代のころ)の風呂は現代のような風呂ではなく、蒸し風呂(今でいうサウナのようなもの)でした。
垢(あか)を取りやすくするため、温まったカラダに息を吹きかけて、垢をこすり取っていたそーです。
その様子が、茹でたアツアツの「大根」を食べるときに、息をふうふう吹きかけて冷ます仕種(しぐさ)とよく似ていたことから、「風呂吹き大根」の呼び名になった説。
もうひとつは、「ふろふき大根」は栄養満点でカラダによく、安くて経済的でもあったため、「不老富貴(ふろうふき)」に由来する説
ほかに、漆(うるし)は冬になると乾きが悪く、漆職人がこまっていたところ、ある僧から大根のゆで汁を漆風呂(うるしぶろ・乾燥兼ねた貯蔵室)に霧吹きして乾かすとよいと教えられ、実行してみたところ、乾きの効果は抜群でした。
そして、茹で残った大量の大根は「風呂吹き大根」として近所に配り、たいへん喜ばれたとのこと。
これが呼び名の由来になったとか・・・。
しかーし!
ここで疑問!?
いったいどの説が本当の「風呂吹き大根」なのかスッキリしませんね・・・。
最終的に「風呂吹き大根」の呼び名の由来は「んん~…???」でした。
と、いうことで今回は以上です。
本日は、圧力鍋を使って簡単にできる「ふろふき大根」を紹介します。