こんにちは。
当サイト「たかっぽブログ」を開いていただいてありがとうございます。
今回は古いアルバムにくっついた大型写真をはがす方法です。
- 爪楊枝や竹串を使ったがはがれない。
- ドライヤーの熱風でもはがれない。
- カッターナイフを使ってもはがれない。
上記のように努力はしてるけど、写真がなかなか剥がれずイライラしていませんか?
とくに昔のアルバムは、剥がれない写真が多いですよね。
そんなあなたに今回は、大型写真でもラクに剥がせる方法を紹介します。
これは一つの「発見」と「ヒラメキ」によって成功した方法です。
このやり方で成功したときは、本当にうれしかった。なぜかと言うと、これまで大型の写真は失敗ばかりしていたからです。
たしかに、小さな写真はいくつかの方法ではがすことはできました。
しかし、写真が大きいと簡単には剥がれません。いくら表から攻めても、完全にくっついた写真はまったくダメでした。
ところが、表から剝がせなかった写真も、台紙を2つに割いてお湯につけたらラクに剥がれたのです。つまり写真の裏側から攻めたのです。
このやり方は、パテヘラと台紙をお湯につける入れ物があればOK。道具はたったそれだけです。
もし、写真はがしに困っている方は、ぜひこの方法を試してみてください。
目次
古いアルバムにくっついた大型写真剥がす方法とは?

<答:台紙を2つに割いて、お湯につける…です>
🔷:台紙を2つに割く理由
では、なぜ台紙を2つに割くのか?
その理由を説明します。この理由がわかると、なるほど…と納得がいくはずです。
古いアルバムの台紙は、ご存じのように表面が「糊(のり)」や「他の物質」によってコーティングされています。
昔のアルバムは貼り付け方式で、上から透明のフイルムをかぶせるというスタイル。
粘着力がとても強い。
アルバムが古くなってくると、写真をはがそうとしてもなかなか剥がれません。
無理に剥がそうとすると破れてしまう。
これは台紙についた「糊(のり)」と「写真」がべったりくっついて、長い年月とともに固まってしまったのが原因です。
僕もだいぶん頑張りましたが、写真が大きいと、いくらカッターナイフやドライヤーの熱風でもダメでした。
🔷:古いアルバムの台紙は多層構造になっていた?

<上の写真が薄い板紙を重ねて作られた多層構造型の台紙>
大型の写真はがしは無理だな…。あきらめようと思っていたある日。
アルバムから外した台紙をじっと見ていたら、台紙のつけね(穴の開いてる方)のフチが少し開いているのを発見!!
「え!!!」と思って、そこを指でなぞるとさらに開いた。
つまり、アルバムの台紙は一枚の厚紙で出来ているのではなく、うすい板紙を重ねて作られた多層構造型の紙だったのです。
たしかに台紙の付け根を見ると、うすい紙がいくつか合わさっているのがわかります。
そこで脳みそに一瞬の「ヒラメキ」が走ったわけです。
「のり」や「いろいろな物質」でコーティングされた表から剥がすより、台紙を2つに割いてウラから攻めたらどうだろう…?
つまりコーティングされていない所なら、容易に水もしみ込みやすい。お湯につければ写真の裏側も柔らかくなるはず…。
そう思って実験したところ、この「ヒラメキ」きはまさに「donnpisyari(どんぴしゃり)」みごと成功。大型写真でもきれいに剥がれました。
これが台紙を2つに割く理由です。
前置きが長くなってしまいましたね。ではいよいよ作業に入ります。
🔷:道具はパテヘラと台紙をお湯につける入れ物があればOK!
作業に入る前に準備しておくことが4つあります。
下記の4つです。
- 台紙はアルバムから外しておく。
- かぶせてあるフイルムも剥がしておく。
- パテヘラを用意する。
- 台紙をお湯につける入れ物を用意。
では始めましょう!
①:台紙のすき間にパテヘラを差し込み押すように進める。

写真のように台紙のすき間からヘラを差し込み、少しづつ押しながら進めます。
②:ヘラが進まなくなったらヘラをねじるようにして押す。

へらが止まって進まなくなったらヘラをねじるようにします。
どちらかと言うと「こ、ね、る」という感じですね…。台紙は割かないと前に進まないので、とにかく頑張って開きましょう。
③:台紙が2つに割けたら真ん中をハサミで切って半分にします。

写真のように最後まで無事すすめたら成功です。
割かれた台紙は先端がくついたままです。そのままでは作業がやりにくいので真ん中をハサミで切って半分にしましょう。
④:台紙をお湯につけて3~4時間そのまま放置。

台紙を半分にしたらお湯につけます。お湯は熱すぎてはいけません。写真をいためてしまうので35度~40度位のぬるま温がいいでしょう。お湯につけたら、3~4時間そのまま放置。
お湯が冷めても大丈夫です。入れ物が大きいなら台紙を数枚一緒につけてもOKですよ。
⑤:.時間が来たら写真を下にして台紙の方からゆっくりはがす。

時間が来たら水につけたまま、写真を下にして台紙の方からゆっくりめくってください。ふやけているので剥がれやすくなっているハズです。
※:写真を下にするのは剥がすとき写真を曲げないためです。

剥がれた写真の裏側に少し紙が残るかもしれませんが、ご覧のように指で軽くこすると取れます。
あとは水で洗うだけです。
⑥:剥がれた写真は平なものに張り付けて乾かしましょう。

<画像は僕が若かったころの写真>
剥がれた写真はそのままにしておくと乾いたとき、丸まってしまいます。
なので、平らなもの貼り付けておきましょう。
<ちなみに今回は大型写真を中心に書きましたが、もちろん小さな写真でも効果は同じです。
むしろ小さな写真のほうがより簡単に剥がれますよ。>
「写真」は必ず画像が見えるように貼り付けてください。
僕は画像のほうを貼り付けてしまって大失敗をしました。
つまり写真の裏側を見せていたんです。
乾いたとき全くとれず困りました。
くれぐれも「写真」は絵が表になるように貼り付けてくださいね。
<最後に一言>
記事は実体験を書いています。
僕の場合はこの方法では成功しましたが、アルバムが違えば必ずしも同じようにうまくいくとは限りません。
なので実行するときは失敗しても大丈夫な写真で試されることをおススメします。
写真は大切です。じゅうぶん注意する必要があります。
どうかその点を踏まえた上で作業にとり組んでください。
という訳で今回は以上です。
古いアルバムにくっついた大型写真剥がす方法:まとめ
台紙を2つに割くのは多少手間どるかも知れません。でも割いてしまえば後はお湯につけるだけなので簡単です。
またつける入れものが大きければ、数枚つけても大丈夫です。
剥がれた写真は平らなものにはり付けて乾かし、あたらしいアルバムにはるか、写真が重ならないようにして保管しましょう。
古いアルバムの写真はがし。いかがでしたか?
最後まで閲覧していただいてありがとうございました。