こんにちは、たかっぽです。
このサイトを開いていただいてありがとうございます。
今回は貧乏神の話です。
知人の「ペル、ソーナさん」がこんなことを言っていました。
日本には「八百万の神(やおよろずのかみ)」がいると聞いています。
たくさんの神さまが日本にはいるのですね。中でも「貧乏神と福の神」にとても興味があります。
二つの神様は「断捨離」と大きく関係しているそうですが、どんな意味が隠されているのかな?
私は日本が大好きなので、日本の神さまのこと、もっと詳しく知りたいです。
想像してみてください!
「貧乏神」が、裸足でにげる姿を!
こう書くと、「そ、そんなバカな…?」といいつつ、「え、なんで、なんで貧乏神が裸足で逃げるの…?」と、今あなたは心のなかで「???」と思ったでしょう?
「いきなり何をいいだすの…?」と思ったはずです。
では今から、その「???」の話をしましょう。
存じのように貧乏神は、災いと不幸を生じさせる不吉な神さま。
一度取り憑(つ)かれると、苦しみのどん底へと引きずり込まれてしまう、アブナイ神さまです。
一方、福の神もいます。福の神は福徳を授けてくれるありがたい神さま。
ぜひ仲良くしたい神さまですよね。
実は、この二つの神さまは「断捨離」と大きく関係しているんです。
「断捨離で貧乏神がにげていく」「断捨離で福の神がすり寄ってくる」と言った関係です。
今回はこのはなしが中心になります。
また、「貧乏神と福の神」との意外な関係も、記事を読むと見えてきます。「え~そうだったの?」と、きっと驚かれるはずです。
ややオーバーに書いていますが、話の中から何かを感じとってもらえたらうれしいです。
どうぞ楽しくに読んでみてください。
目次
貧乏神が、裸足で逃げる断捨離の凄さ!

貧乏神は災いと不幸を引き起こす厄介な神さまです。
誰だって取りつかれたくない困った神さま。
ただ、貧乏神には裸足(はだし)で逃げだすほど耐えられない弱点があったんです。
その弱点とは「光」です。
「貧乏神」の別名は「黒闇天(こくあんてん)」です。(黒夜神とも呼ばれる)
「黒闇(こくあん)」とは(まっくら)なこと。文字通り「くろい、やみ」です。
つまり、貧乏神は「やみ」を意味します。
※:仏教では「黒闇」を「智慧(ちえ)」や「功徳(くどく)」のないことを指します。
闇(やみ)は光に勝てません。光に照らされると一瞬で消えます。
貧乏神は(やみ)ですから大変です。
貧乏神の弱点がここにあったわけです。
さて、光には太陽のようなまぶしい光もありますが、そればかりが光ではありません。
美しいもの、周りをキレイにすること、歌や踊り、喜び、希望、愛、なども実は光なんです。
「光」のあるところに「闇」はありません。このことは覚えておくといいですね。
断捨離は「光」そのもの
断捨離は光そのものです。
断捨離とは「やました、ひでこさん」が提唱されているかたずけ論のこと。
実践すると下記のようなことになります。
- 断(だん)→入ってくる不要なものを断つ
- 捨(しゃ)→今ある不要なものは捨てる
- 離(り)→物への執着から離れる
要するに、断捨離を行い、身軽で快適な生活を得ようとする考えかた。
周りををキレイにする作業です。
風通しもよくなり、家の中が明るくなります。
まさに「光」そのものです。
貧乏神は断捨離されると困るんです。
断捨離の「光」によって、自分の身が危なくなる。だからあわてて逃げるんです。
「はきもの」などはいてる場合じゃない!
裸足のままでも、早く逃げださないとアブナイ!
一瞬で消されますからね。
このように断捨離には凄いパワーがあるんですよ。
でも、断捨離もせず汚いままだと…ね…。ジメジメして暗~いハズ。
貧乏神が居座ってる可能性が高いカモ。
次にあげるタイプの家は要注意です!
※:断捨離については【必見】断捨離のやり方5つの手順/捨て方には順番とコツがある?をご覧ください。断捨離のことが詳しく書いてあります。
貧乏神が取りつきやすいタイプの家
貧乏神が取りつきやすいタイプの家には3つの特徴があります。
次の3つです。
- :安いと、後先考えず大量の買いだめをする。
- :不要物がおおい。掃除が行きとどかず風通しのわるい。
- :勿体ないと、ものへの執着がつよくガラクタを手放せない。
断捨離を実践している家とは真逆ですね。
早めに断捨離しておかないとヤバいですよ!
貧乏神を背負うタイプの人
また貧乏神を背負うタイプの人もいます。
たとえば、次のようなタイプの人です。
- 人の悪口、かげ口、るらみ、つらみ、不平不満、文句をいう人
- 身なりがだらしない。風呂にも入らない不潔な人
- なまけ者で仕事や掃除などの行動がとぼしい人
- 克己心(こっきしん)が弱く、酒やギャンブルにおぼれる人
- 虚栄心が強く金づかいがあらい人
貧乏神はこのような人が大好きです。特上の要注意ですよ!
貧乏神は、ただ財産やお金がない人に取りつくのではなく、その人の心の在り方や生きかたを見てやってくる。
自分のことしか考えない人、何でも人の精にする人、グチの多い人、人を傷つける人など、心の貧しい人に貧乏神はジワリと寄ってくる。気を付けましょう。
断捨離するとその家に福の神が宿る

断捨離するとまちがいなく、その家には福の神が宿ります。
なぜなら、福の神はキレイ好きだから…。
福の神は「光」です。福徳を呼び込むありがたい神様。福の神はキレイなところ、スッキリしたところ、明るいところが大好きなんです。
「福の神」の別名は「吉祥天(きっしょうてん)」です。(功徳天ともいう)
「吉祥」とは「吉」をもたらすという意味。
福の神が宿るとその家は繁栄します。常に守られてよい報いを得られます。
だからこそ、家の中はキレイにしておいたほうがいいんです。
貧乏神に出て行ってもらうためにも、福の神を招くためにも、断捨離を実践しましょう。
福の神がマジで好む人の生き方とは?
また、マジで福の神に好かれる人もいます。
次にあげる人は福の神に好かれるタイプの人です。
- やさしくて親切な人
- よく働く人
- 身なりが清潔な人
- 人に好かれる人
- 誠実で謙虚な人
上記が福の神に好かれるタイプの人です。このような人は魅力(光)があります。
福の神も財産持ちやお金持ちにつくのではなく、心の豊かな人、あかるい人に寄り添ってきます。
人を大切にする人、よく働く人、世のために尽くせる人、人の悪口や文句を言わない謙虚な人を、福の神は好むんです。
神仏に守られるので、健康や人間関係、そして経済的にもすべてが潤ってきます。
つまり、福の神に守られるかどうかは、その人の生き方にかかっているわけですね。
なんと貧乏神は女性だった?しかも姉が福の神?

貧乏神と聞けば、薄汚れた身なりで手に団扇(うちわ)をもち、顔色は悪くやせこけた身体…。と言ったイメージ。
どう考えても幸せそうに見えない老人の姿…。ボクはそのように想像していました。
ところがです。由緒正しき「貧乏神の正体」とは、仏典の「涅槃経(ねはんきょう)」によると、なんと「女性」だったというんです。
そして、そして、おどろくことなかれ、美人で器量よしの姉がいたという。(たぶんボク好みだろう…)
さらにビックリコ。その姉が「福の神」だというから「え~…??」となる。
あなたは知っていましたか? ボクは知らんかった。
何ともファンタジー。「ナゾとナゾ」の世界が「涅槃経」には存在していた…。
つまり、「貧乏神の黒闇天」と「福の神の吉祥天」は姉妹関係にあったワケです。
「貧乏神の黒闇天」と「福の神の吉祥天」は一心同体?
涅槃経のお経の中にこんな話があります。
(この話は少しだけボク流にかいています)
ある家に豪華な身なりで気品たっぷりの美しい女性がやってきました。
その美しい女性が「私は吉祥天という福の神です。あなたに福徳を授けに参りました」という。
大喜びした家の主人は「どうぞどうぞ」と家の中に招き入れました。
ところが後からもう一人、見るからに汚らしい醜い女が入ってこようとします。
「あんた誰ね?」と主人が聞くと「私は黒闇天という貧乏神です。わたしの行くところは必ず災難や不幸を引きおこし、苦しみを生じさせる神です」という。
おどろいた家の主人が、「あんた家に入ってきちゃダメ!」「用はないからかえりんしゃい」といって追い出そうとしました。
するとその貧乏神は「あんたバカね~」と笑って、「さっき入った福の神の吉祥天は私の姉よ。
私たちはいつも一緒なの。私を追いだすと、どげんなるか知っちょると?
姉の吉祥天もこの家からでていくばってん覚悟しんしゃい!」と言いのこし貧乏神は立ち去りました。
変に思った主人が部屋にもどると、やはり福の神の姿はどこにもなかった…という話。
貧乏神の黒闇天と福の神の吉祥天は一心同体だったんですね…。
我々は自分の都合のいいことは受け入れ、都合の悪いことは避けようとする。
でも、残念ながらこの世はそうはいかない。
なぜならものごとは常に表裏一体にあるからです。
例えば、成功者といわれる人は、成功に至るまでには多くの失敗や挫折を経験しているものです。
失敗や挫折なしに成功などありえない。
それと同じように福の神(成功)を迎えたいのなら、同時に貧乏神(失敗や挫折)も受け入れるだけの心の寛容(かんよう・覚悟)がなければならない、ということです。
貧乏神はなくてはならない大切な神さま?
嫌われ者の貧乏神ですが、実はこの神さまは、なくてはならない大切な神さまなんです。
なぜなら、貧乏の辛さを教えてくれる神さまだから。
人は皆、幸せや裕福を求めて生きていますが、思いとは逆に貧乏や不幸に苦しむ人がまぜか多い。
それは、その人の生き方が間違っているからなんですね。
だから「あなたのその生き方、まちがっていますよ~」と、貧乏神が取り憑(つ)いて教えているのです。
貧乏神は、その人の心のあり方や生き方を見てやってきます。貧乏神に取り憑かれると苦しい人生を送ります。つらいです。
早くそのことに気づいて、考えかたを福の神に好かれるほうへと変えれば、「やっと気づいてくれたのね~わかればいいのよ~」、といって貧乏神は勝手にはなれていきます。
無理に追いだす必要はないんです。
貧乏神とはこのような役割を担っていたんです。
考えかたが「光」に変われば「闇」は消えます。
かわりに「妹のこと解ってくれてありがとう~今度は私があなたを裕福にしてあげるわ~💖」と姉の福の神が寄り添ってきます。
結局は「貧乏神」も「福の神」も自分の心の姿なんですね。
さあ、このことが分かったなら、さっそく始めてみませんか?
福の神に宿ってもらうために、まずは断捨離を!
貧乏神と福の神のはなし、このへんで終わります。
貧乏神が裸足で逃げる断捨離の凄い効果/本記事のまとめ
本記事を簡単にまとめました。
□:貧乏神が裸足で逃げる断捨離の凄さ!
断捨離は「光」そのもの、貧乏神は「闇」なので光に勝てないこと。
また、貧乏神が取り憑きやすい家と、貧乏神を背負う人の生き方も書きました。
□:断捨離するとその家に福の神が宿る
断捨離は福の神を引き寄せ、また福の神に好かれる人の生き方を書いています。
□:なんと貧乏神は女性だった?しかも姉が福の神?
貧乏神と福の神は姉妹関係でした。
また嫌われ者の貧乏神はなくてはならない大切な神さまでした。
貧乏神と福の神、そして断捨離との関係、どう受け止められましたか?
この記事が何かのヒントになれたらうれしいです。
最後まで読んでいただいたあなたに感謝します。
今回も面白い内容でついつい読んでしまいました。貧乏神と福の神が姉妹だったというのは驚き!でした。友達に教えてあげなきゃ!です。これからの活躍楽しみにしてます✨
アジサイさんいつもコメントありがとうございます。
今回は ややオーバーに書いた所もありますが、できるだけわかりやすく、また面白くなるように書きました。
これからも楽しいブログになるような記事にしたいと思います。
まだまだ暑い日が続いていますので、どうか、体には充分気を付けてくださいね。