こんにちはたかっぽです。
このサイトを開いていただいてありがとうございます。
今回は辛い人間関係の話です。
義兄(あに)が、借金の保証人を頼み込んできます。
過去に一度だけ「国金(現、日本政策金融公庫)」の保証人になってもらった義理もあり、これまで彼の要求を何度も受け入れてきました。しかし、だんだん回数が多くなり、最近はそこの息子(30代)までもが現金を借りにきます。
親子とも金遣いが荒く、ギャンブル(パチンコ)にもハマっています。
危険を感じているので断りたいのですが、以前お世話になっているだけに断り切れず悩んでいます。何かいい方法はないでしょうか・・・。
この質問は残念ながら、情けない過去の(30年以上前)ボクの悩みです。
もし、あなたがこのような辛い立場だったら、どうされますか?
たぶんボクのようにスッキリしない、梅雨時のような毎日を送っているはずです。質問にあるように以前お世話になった方とか、親族の場合だとなおさら厄介ですよね。
でも、そのままズルズルと引きずるだけでは問題は解決しません。どこかで思い切らなければ深みにはまるだけです。
過去のボクはそれが出来ず、大やけどを負うことになりました。(本文に書いています)
では、厄介で辛い人間関係の場合、どのように考えどう対応すべきか・・・。その対応策を今回は断捨離と言う形を用いて記事にしました。
同じ辛い悩みのもっている方は、この記事を読むことで、きっと何かのヒントが見つかるはずです。
どうぞ参考にしてみてください。
目次
辛い人間関係なら断捨離すべき?
完全に精神論ですが、人間関係も時には断捨離が必要です。
なぜなら、人間関係は一度こじれるとこれほど厄介なものはないからです。早めに断捨離しておかないと、後で後悔することにもなりかねない。これは僕の経験論です。
断捨離は、おもに部屋を片づける方法として注目されていますが、「人間関係」でも断捨離は十分応用可能。
いや、むしろ「人間関係」に用いたほうがメンタルに響きやすい。人間関係は部屋の片づけとは異なり、感情があるだけにむずかしい。たぶん思うように進まない事の方が多いはず。
だからこそ断捨離として考えた方が判断しやすいんです。では、「辛い人間関係」の断捨離とは、どんな感じになるでしょうか。
- 「断」(だん)→辛くて関わりたくない人は勇気をもって断つ
- 「捨」(しゃ)→断捨離するなら罪悪感や自責の念は捨てる
- 「離」(り) →断捨離するなら不誠実な人とは距離を置く
ボクの場合はこんな感じです。
では順番に解説していきましょう。
「断」:辛くて関わりたくない人は勇気をもって断つ
辛くて関わりたくない人は勇気をもって断つ・・・。
この場合は2通りのケースがあります。
- 心理的に断ち切れるケース
- 心理的に断ち切れにくいケース
上記の2つ。
①:心理的に断ち切れるケースとは?
辛い人間関係で、関わりたくない・・・。と判断したのなら、勇気をもって断つことです。たとえ簡単な要件を頼まれてもキッパリ断りましょう。
理由はシンプルです。すでに「辛い、関わりたくない」という心理状況にあるからです。
そのような心理状況の中で要件を引き受けても、何かモヤッとして後味はよくないはず。
もちろん断捨離に踏み切る時は、一時の感情だけで決断してはいけません。人間関係を「もの」のようにバッサリ切ると言うのは考えもの。
ただ「これ以上は無理、辛い、関わりたくない」と判断したのなら、やはり勇気をもって断つことです。
これぐらいは良いかな・・・と安易な気持ちでズルズルと同じことをくり返していては「辛くて関わりたくない人」に振り回されるだけです。
人には波長が合う人と合わない人がいます。合わない人に無理に合わせようとすると、メンタルがやられますよ。
②:心理的に断ち切れにくいケースとは?
辛い、関わりたくない・・・と思っていても心理的に断ち切れにくい場合もあります。
ボクがそうでした。ボクの場合は下記です。
- 以前保証人になってもらった義理がある
- 義兄(あに)であったこと
上記の2点です。
僕は就職して大阪と名古屋に約20年住んでいました。
宮崎に帰ってきて料理店を出すとき、開業資金として国金(現、日本政策金融公庫)から300万円ほど借りました。
その時、保証人になってもらったのが義兄(あに)です。親族であっただけに頼みやすかったんです。ところが今度は彼の方が借金の保証人を僕に頼むようになりました。
しかもだんだん回数が多くなり、また彼の息子(当時30代)までもが現金を借りに来るようになったんです。
親子とも金遣いが荒くギャンブル(パチンコ)にもハマっていました。
そして、彼の定年後、借金の支払いが滞り、その支払いのために新たに借金(高金利)をする・・・。こうなるとさすがに危険を感じました。
だから彼に思い切って言ったんです。もう「あなたの保証人にはなりません」他の人になってもらってください!・・・と。
これ以上は無理、関わってはいけないと決断し彼との縁を断ちました、が・・・時すでに遅し・・・義兄(あに)は自己破産をしたのです。
保証人になっていたボクは、彼の多額の借金を背負う事になりました。義理や義兄(あに)ということでいつまでも躊躇していた結果です。
「辛くて、関わりたくない人」との縁を断ち切るには勇気がいります。
もし、あなたが同じような立場だったら、どんなことがあっても、早めに断ち切らなければなりません。義理があってもです。
でないとボクのように大やけどを負うことになりますよ。
「捨」:断捨離するなら罪悪感や自責の念は捨てる
辛い人間関係で、断捨離に踏み切ったのなら、罪悪感や自責の念は捨てることです。
後になって自分を責めるのはよくありません。とはいえ、人によっては多少なりとも後ろめたさを感じるタイプもいます。
例として次の二つです。
- 罪悪感を持つタイプ→自分は冷たく悪い人間では・・・。
- 自責の念を持つタイプ→人とうまくやれないダメな自分・・・。
上記のタイプ。ぼくもこの部分がありました。
①:罪悪感をもつタイプ
罪悪感をもつタイプは、何か自分が悪いことをしたと、いつまでも思っているわけですよね?
でも自分を責めてはいけません。だいいち体によくありません。
気持ちは分かりますが大丈夫です。あんがい相手はこちらが思っているほど、考えてない場合が多いもんです。
②:自責の念をもつタイプ
自責の念をもつタイプも先ほどの罪悪感を持つタイプと同じです。
自分を責めるのはよくありません。人とうまくやれないと言うのはボクも同じです。どんな人とでもうまくやれる人は、おそらく稀でしょう。心配いりません。世の中に完ぺきな人などいませんから。
断捨離に踏み切るとなると、罪悪感や自責の念は多少あるかもしれません。
でも、この部分を捨てきらないと前に進めません。自分を守るのは自分です。そのために決断するのですから、やはり罪悪感や自責の念は捨てることです。
数年たって過去を振り返り「なぜあんなことをしたんだろう」と後悔し、自分を責め続けていると心身に大きな負担をかけてしまいます。実はこれが一番いけないことなんです。
そのための対処法として「苦い過去の悩みを断捨離する方法/考え方一つで人生はグッと変わる話」に詳しく書いておきました。
ぜひそちらを読んで参考にしてみてください。
「離」:断捨離するなら不誠実な人とは距離を置く
一般的には当たり前のことですが下記の3つです。
- 愚痴の多い人・・・一緒にいるとエネルギーを吸い取られます
- 信用できない人・・・一緒にいると相手に振り回されます
- 人を傷つける人・・・一緒にいると運が悪くなります
いうまでもなく距離を置きたくなるタイプですね。
①:愚痴の多い人
愚痴の多い人と一緒にいると疲れます。
本人は気付いていないかもしれませんが、愚痴を聞かされる方はたまりません。
泣き言、小言、不平、不満、人の悪口、陰口、苦労話、などの愚痴です。あなたの大切なエネルギーが吸い取られます。
よく考えた方がよさそうですね。
②:信用できない人
信用できない人と一緒にいると振り回されます。
嘘をつく、裏切る、約束を守らない、ずるいことをする、借りたものを返さない、などがそうです
このような人に関わっているとメンタルが擦り切れます。
信用できない人とは、距離を置いた方が無難です。
③:人を傷つける人
いますね・・・人を平気で傷つける人。
人を傷つける人と一緒にいてはいけません。一緒にいると運が悪くなります。
ボクも見た事があります。年下の上司が、自分の親ほど年の離れている部下に向かって、人前で怒鳴り散らしているところ…。見ていて本当に気分が悪い。
このような人は人の恨みを買います。ひとの恨みを買うような人は、運もよくなりません。
他にも陰でイジメや嫌がらせをする人もいます。このような人にかぎって注意をすると、逆ギレします。人が人を変えることはできませんし、本質は変わりません。
なので、そんな人とはどうか、謹(つつし)んで遠ざかろう!
波長が合う人、合わない人の判断基準とは?
波長が合う人、合わない人の判断基準とは、しっかりした自分軸を持つと言うことなんです。このことを忘れてはいけません。
なぜなら、しっかりした自分軸がないと中途半端になりやすく、また知らぬ間に相手に振り回される形を作ってしまうからです。
つまり、波長の合わない人に、無理して合わせることになるのです。
だからこそ、しっかりした自分軸を持つことが大切なんです。そうすれば自分の基準で物事を見分ける力が出てきます。
例えば、上述したように「愚痴の多い人」「信用できない人」「人を傷つける人」など、自分の基準から見てどうも気が進まない人なら、やはり波長が合ってない事になりますよね。
このように自分軸がしっかりしていると、波長が合う人かそうでないかが、はっきりしてくるはずです。要するに一つの「ものさし」になるんです。
では、基準となる自分軸はどうすれば作れるのか、その方法を下記で紹介します。
断捨離は自分軸をつくる型になる?
断捨離は自分軸をつくる型になります。型があると自分軸が作りやすくなるんです。
どんなものにも基準となる型があります。家を建てるにも設計図という型にそって家を建てます。絵を描くにも色をぬる前に、デッサンをする。カラテにも型がある。
自分軸も同じです。断捨離と言う型があると、その中に自分の考えを当てはめることが出来ますよね。なので、基準となる型はとても大切なんです。
自分軸をつくる型がないとどうなるの?
自分軸をつくる型がないと、「自分軸」と言いながら「自己中」になりがちです。
自己中と自分軸はちがいます。下記の違いを見てください。
- 自己中→相手の事を考えず自分の都合だけで勝手にふるまう人
- 自分軸→相手の考えも尊重しつつ、「要、不要」「善悪」の判断基準が明確な人
自分軸はまさに断捨離ですね。基準となる型があるとブレがありません。ブレのない自分軸ができると自信が持てます。
断捨離と言う型は、部屋の片づけからダイエット、その他いろんなものに応用することが出来ます。
ですから、断捨離と言う型を応用して、あなたもあなたなりの自分軸をつくってみてはいかかですか?
ちなみに部屋の片づけは、【必見】断捨離のやり方5つの手順/捨て方には順番とコツがある?
ダイエットの事は、痩せたいなら断捨離ダイエットがおすすめ/すべては食習慣で決まる⁉をご覧ください。
辛い人間関係を断捨離することで自己肯定感は高まる?
辛い人間関係を断捨離することで、自己肯定感は高まります。
それは、辛さや悩みから解放されるからです。
解放されると時間的、気分的にも余裕が生まれます。
そのメリットが下記です。
- ストレスから解放される
- 心に余裕が生まれる
- 自分軸ができ自信がつく
- 中途半端な関係がなくなる
- 人生に余白ができる
上記の通り
よい人間関係を築かなければと言う考えが自分を苦しめる?
結論、断捨離に踏み切るなら、良い人間関係を築かなければ、と言う考えは一旦捨てましょう。
なぜなら、無理があるからです。人間関係となるといろんな人や、いろんなケースがあります。自分が思ってるほど簡単ではないのです。
例えば、ボクの場合がそうですよね。以前お世話になった人でもあったし、義兄(あに)でもありました。
ですから、うまく人間関係を築こうと努力したんです。しかし、その結果ズルズルと深みにはまってしまい、痛い思いをすることになりました。
たしかに昔から人は大切にしなさいと言われてきました。もちろん間違ってはいません。
ですが、往々にして良い人間関係を築かなければ、と言う考えがかえって自分を苦しめることにもなるんです。
義兄(あに)がその後も何度かお金を借りにきました。でも、きっぱり断りました。わずかなお金でしたがそれでも貸しませんでした。義兄(あに)との距離を置きたかったからです。
ぼくは「関わりたくない人」を断捨離(当時は断捨離と言う言葉はなかった)したからといって、後悔はありません。むしろ上記のようにメリットの方が多いです。
自己肯定感は高まり、自信もつき、不安もなくなり今は余裕の毎日を送っています。
「辛い人間関係」に悩んでいるなら、捨てる価値もアリです。断捨離はそのことを教えてくれている・・・。ボクはそう思う。
以上です。
辛い人間関係なら断捨離すべき:本記事のまとめ
簡単に本文をまとめました。
辛い人間関係なら断捨離しよう
- 「断」:辛くて関わりたくない人は勇気をもて断つ
- 「捨」:断捨離するなら罪悪感や自責の念はすてる
- 「離」:断捨離するなら不誠実な人とは距離を置く
「波長の合う人合わない人」の基準とは?
断捨離は自分軸をつくる型になる?
自分軸をつくる型がないとどうなるの?
辛い人間関係の断捨離で自己肯定感が高まる?
よい人間関係を築かなければと言う考えが自分を苦しめる?
辛い人間関係なら断捨離しようの話いかかでしたか?
この話は今から30年以上前の「苦い実体験」です。
最後まで読んでいただいたあなたに感謝します。ありがとうございました。