遺骨をゆうパックで送る方法「送骨費用から注意点まで!」

 

こんにちは、たかっぽです!

 

今回は送骨についての話です!

 

  • 遺骨を送りたいけど どうすればいい?
  • どこの宅配業者でも配達してくれるの?
  • 遺骨の配送料金はどの位するのかな?
  • 送骨する時には他に何もしなくていいのかな?

こう言った質問に答えます。

 

「送骨(そうこつ)」・・・一般的にはあまり馴染みのない言葉。

 

ただ、送骨のことを知っていると「イザ」と言う時にあわてずにすみます。
なぜなら、「送骨」は近年徐々に増えつつあるからです。

 

その理由はさまざま。

 

例えば、「墓じまい」してお寺や霊園に遺骨を預けるため送骨してもらう。

 

また、「お墓を引っ越し」する際、宅配業者を利用して「送骨」をしてもらう・・・など。

 

遺骨を移動させるために宅配業者を利用して送骨するのはとても便利な方法の一つ。

 

この記事の本文には次のようなことを書いています。

 

  • 遺骨はどこの宅配業者が配送するのか?
  • どんなとき送骨するのか?
  • 遺骨を配送する料金はどの位するのか?
  • 送骨をする時は何をすればいのか?

 

など分かりやすく解説しています。今回の記事は短いです。

 

記事じたいは短いですが、とても大切な情報を書いています。
ぜひ最後まで読んで、参考にしてみてください!

では、どうぞ!

 

遺骨は「日本郵便ゆうパック」のみ送骨できる?


「遺骨」は宅配業者に依頼して「送骨」することが出来ます!

 

しかし、どこの宅配業者でも送骨できるのか?
と、言えば、そうではありません。

 

遺骨を送骨できる宅配業者は?

唯一「日本郵便ゆうパック」だけ・・・です!

 

残念ながら他の宅配業者は送骨をしないのです。

 

一般の宅配業者はなぜ送骨しない?

 

他の宅配業者が送骨しないのはそれなりの理由がある。

 

他の宅配業者が送骨しない理由
  1. 遺骨は他の物品と違い「もの」として扱う事が出来ないから。
  2. 万が一紛失や破損した場合その責任が取れないから。

 

上記のような理由でほとんどの宅配業者は遺骨の取り扱いを拒否しているのです。

 

あなたは知っていましたか?
ボクは知りませんでした。」

 

実は、今年(2021年)1月 生活保護受給者の兄が亡くなり3月に遺骨を引き取る際、愛知県の社会福祉課から「ゆうパック」で「送骨」されてきたからです。

 

■ 日本郵便だけが遺骨を配送できること。

■ 他の宅配業者は遺骨は取り扱わないこと。

 

日本郵便」配送員の方にその事を聞いて初めて知りました。
どこでも「送骨」できる訳ではなかったのですね・・・。

 

一言説明!

「送骨(そうこつ)とは遺骨を宅配業者に依頼して配送することを言います。

また「送骨」は「遺骨」を配送するだけでなく「納骨や供養を済ませる」までの一連を意味します。

 

一般の宅配業者が送骨しないもう一つの理由


では、なぜ一般の宅配業者は送骨しないのか?

 

もう一つの理由は、遺骨そのものが「代替(だいたい)のきかない物品だからです。

 

日本には佐川急便、ヤマト運輪、その他数多くの宅配業者はありますが遺骨は補償の際「代替のきかない物品」の一つとして約款(やっかん)に挙げられています。

 

なので遺骨を送骨できる宅配業者は

 

唯一「日本郵便」だけ・・・という事・・・デス。

 

「ゆうパックのみ送骨」しています!

 

一言説明!
  • 約款」(やっかん)とは、「法令・条約・契約」などで定められた一つ一つの条項のことです。
  • 約款」は契約書と同じ意味を持った場合がほとんどなので、「保険の契約」などでは要注意!
  • 文字も小さく書かれていることが多く、ついつい見落としがち、気を付けないといけません。

 

  • 遺骨を送骨できる宅配業者は「日本郵便」だけ!
  • 遺骨は紛失や破損した場合責任が取れないなどの理由で他の宅配業者は送骨しない!

 

どんな時「ゆうパック」で送骨するのか、また送骨料金は?

 

では、どんなとき「ゆうパック」を利用して送骨するのでしょうか?
それは次のようなケースを見ていくとよく分かります。

 

「送骨料金」も一緒に見ていきましょう。

「送骨」が増えてる背景には、時代情勢が大きく関係している?

 

「送骨」が増えてる背景には時代情勢が大きく関係しています。

 

理由としては、いろいろな事情や問題を抱えてのことでしょうが送骨する方が近年、徐々に増えてきているのは間違いありません。

 

おもに次のようなケースです。

  1. 「墓じまい」して遺骨を寺や、霊園へ送り納骨してもらう?
  2. 生活保護受給者が亡くなり、遺骨の引き取り手が遠方?
  3. お墓を引っ越しする際、先祖の遺骨が複数ある?

上記のとおり。

では、一つ一つ見ていきましょう。

 

ケース①:墓じまいして遺骨を寺や、霊園に送り納骨してもらう

 

墓じまい」と言う言葉も最近よく耳にします。

一昔前まではあまり聞かなかった言葉・・・。

 

近年は少子高齢化で田舎の方などとくに過疎化がどんどん進んでいます。
これも時代情勢が大きく関係している結果です。

お墓を守りたくても継承してくれる家族も少なくなり、そのため「墓じまい」して遺骨を寺や、霊園へ送り納骨してもらう。

そのために宅配業者を利用して[送骨」する理由の一つ。

 

ケース②:生活保護受給者が亡くなり遺骨の引き取り手が遠方

 

生活保護受給者が亡くなり、遺族が遺骨を引き取るにも遠方だと送骨してもらうしか方法がありませんよね。

 

今回僕の場合も生活保護を受けていた兄が亡くなり事情あって遺骨を引き取る事になりました。

 

愛知県豊田市に兄は住んでいました。ボクは宮崎県です。

 

遠方なので豊田市の福祉課より「ゆうパックで送骨」していただきました。

葬儀は福祉課の方で済ませているとの事でした)

 

ダンボールに梱包(こんぽう)され送られてきた兄の遺骨は白のキレイな収納袋(縦15cm、横9cm)に包まれて陶器制の小さな骨壺の中に入っていました。

ボクの場合は送骨するのではなく、送骨されてきたわけですね・・・。

 

生活保護受給者死亡の話は「生活保護受給者死亡」遺族、遺骨引き取り拒否/その理由とは?をご覧ください。

生活保護を受けていた方が亡くなった場合、どうすればよいか、その方法が詳しく書いてあります。

 

ケース③:お墓を引っ越しする際、先祖の遺骨が複数ある

 

お墓を引っ越しする際、先祖の遺骨が複数だと遠方への移動はナンギです。

 

手持ちで遺骨を運ぶ方法や、車による移送方法もありますが、高齢者で車の運転が困難だったりすると骨壺を抱えての移動は大変です。

ましてや、遺骨が複数だとなおさらのこと・・・。

 

そんな方にとって「送骨」は安心で便利な方法の一つ。

 

上記のように遺骨を配送してもらう背景にはいろいろな事情や問題があって宅配業者を利用される方が近年徐々に増えてきている・・・という事です。

 

「遺骨をゆうパックで郵送」する料金は通常の郵送料金と全く同じ?

 

個人でゆうパックを利用し「遺骨」を郵送するときの料金は通常のゆうパックでの料金と全く同じです。

 

「遺骨」はしっかり梱包(こんぽう)した状態であれば、問題ありません。

 

ゆうパックには基本運賃表が存在しているので、あとは重さ、大きさ、また、どちらの各都道府県へ郵送するのか、距離によって料金が変わるだけです。

ボクの場合を例にすると、愛知県⇒宮崎県まで「60サイズ・1100円」でした。
(包みそのものが小さかったせいもありますが、思ったより安かったです)

 

また、梱包(こんぽう)材量が必要なら、郵便局でも販売しています。
そちらから取り寄せてもいいでしょう。

 

  • 墓じまいをする時、寺や、霊園へ「ゆうパック」を利用して送骨する。
  • 遺骨の引き取り手が遠方の場合「ゆうパック」を利用して送骨する。
  • お墓の引っ越しする際、「ゆうパック」を利用して送骨する
  • 「遺骨をゆうパックで郵送」する料金は通常の郵送料金と全く同じ。

 

送骨する時は必要書類も一緒に梱包する?「注意点2つ!」

「上の写真が一緒に梱包する必要書類」

「左・死体火(埋)葬許可書:右・生活保護受給証明書」

 

注意点①:送骨する時には必要書類を忘れてはならない

 

送骨する時は必要書類も一緒に梱包(こんぽう)することを忘れてはいけません。

 

必要書類とは「火葬許可書」又は「埋葬許可書」のことです。
(上の写真の左がそうです)

 

人が亡くなった場合、「火葬」するためには自治体に死亡届を提出しなければなりません

 

役所の窓口で「死体火葬、埋葬許可交付申請書」に必要事項を記入し、これらの書類を提出。

それが受理されると「火葬許可証」が発行されます。
火葬許可証が発行されて初めて火葬が可能となるわけです。

そして、遺体の火葬が済むと、「火葬許可証」に「火葬済み」の印が押されます。

この書類が「埋葬許可証」となります。

 

つまり、「火葬許可証」と「埋葬許可証」は「印のちがい」はありますが「同じ意味を持つ書類」という事です。

 

注意点②:必要書類も一緒に梱包しなければならない、その理由とは?

 

送骨する際、必要書類も一緒に梱包しなければならないその理由は、この書類がないと「お寺や霊園、またお墓にも」納骨をすることが出来ないからです。

 

墓埋法(ぼまいほう)の中に。

第14条:墓地管理者は第八条の規定による「埋葬許可書」「改葬許可書」又は「火葬許可証」を受理した後でなければ「埋葬」又は焼骨の埋蔵をさせてなならない。

「墓埋法、一部抜粋 :引用」

と、規定されています。

 

なので、送骨をする際には上記の必要書類も一緒に梱包するようにしましょう。

 

一言説明

梱包(こんぽう)とは輸送するときお客様の商品を傷つけないようダンボールやクッション材など使って丁寧に包む事を梱包と言う。

 

ちなみに兄の遺骨も社会福祉課から、「ゆうパック」で送骨されてきましたが、もちろん梱包された遺骨と一緒に「火葬(埋)許可証」は入っていましたよ。

・・・大事な許可証です・・・!。

 

大切に保管して送骨する時にはこれらの許可証を忘れず一緒に梱包するようにしましょう。

 

納骨をする際、「火葬(埋)許可証」は絶対必要になります。

 

くどいようですが、紛失しないよう気を付けないといけません。

 

  • 遺骨を送骨する際には必要書類も一緒に梱包する。
  • 許可証は大事な証明書です。必ず必要になりますから大切に保管しておくこと。

 

「送骨の話」お解りいただけたでしょうか?

 

実は今回、この記事をどうしても書きたかったのです。
なぜなら・・・。

 

「遺骨って配送することが出来るの!?」

「送骨はどこの宅配業者がするの!?」

 

と、意外と知らない方が多かったからです。

もちろんボクも知りませんでした。

 

「送骨」に関りがなければ知らないのは当然と言えば当然かも知れません。でも知っていれば、イザ自分がその状況になった時あわてずに済みます。

 

そう思ったので記事にしてみました。という訳で今回は以上です

 

遺骨をゆうパックで送る方法:本記事のまとめ

 

では、本記事をもう一度ふり返ってみます!

  • 遺骨は「日本郵便ゆうパック」のみ送骨できる?
  • どんなとき「ゆうパック」を利用して送骨する?
  • 遺骨を郵送する料金は通常の料金と全く同じ?
  • 送骨する時は必要書類も一緒に梱包する?

 

この記事は情報として捉えやすいよう、なるべく余計なことは省いて大切な部分のみを中心に書きました。

 

この記事が少しでもあなたの役に立てたら嬉しいです!

 

 

 

 

4件のコメント

今回も、興味深い内容でした!
知人が送骨を受けとる時に(海外でしたので灰でしたが)、私も付き添いましたが、確かに郵便局でした。
覚えておくと、誰かに教えてあげられますね。

また次回の投稿も楽しみにしてます☆

たかっぽさんの“詩”もすごく好きなので、他にもあればぜひ見てみたいです\(^^)/

すーさんコメントありがとうございます!
何でも経験ですかね~今回兄の遺骨を引き取ったことで いろいろな事を学びました。
すーさんも送骨のことを経験されていたのですね・・・。
海外からだと さらに大変なことだと思います。
たかっぽの書(詩)は、また近いうちにブログに乗せたいと思います。
何時も優しいコメントいただいて感謝しています!
ありがとうございました。

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